紫根とは

ムラサキソウ

紫根は、日本や中国、朝鮮一帯に分布する多年草「ムラサキソウ」の根。 わすれな草などと同じ種に属します。

初夏から夏にかけて白く小さい五弁の花をつけますが、
名前の由来はその根にあります。

根を乾燥させると紫色になるのです。

お隣中国最古の薬物書と言われる「神農本草経」(AD1〜3世紀編)にも、 「紫草」として登場するなど、
古来、草木染めの染料(紫色)や生薬として親しまれています。

薬としての歴史

生薬としては、中国・明の時代に「潤肌膏」の原料として用いられました。

含有するシコニン、アラントイン、多糖体、有機酸などが、
痔や火傷、凍傷、腫れ物など、皮フへの抗炎症、殺菌、創傷治癒促進、
さらには胃腸はじめ消化器系の調整機能があると言われており、
解熱、解毒、麻疹(はしか)、黄疸、腫瘍、血尿の予防などに効果を発揮したと伝えられています。

これを受けて国内でも、江戸時代末期の名外科医、
華岡青洲(はなおか せいしゅう)によって考案された「紫雲膏(しうんこう)」により、
国内では初めてだったという乳ガン手術の際に化膿止めとして使用され、
この手術を成功させました。

華岡の弟子である本間玄調の書いた「傷科秘録」には、
「創面を柔潤させると共に疼痛を除去し、肉芽形成を助成する」
とその効能が記されています。

この「紫雲膏」は今でも薬局などで販売されているため、
馴染みのある方もいらっしゃるかもしれません。

さらに内服薬としても、「紫根牡蠣湯(しこんほれいとう)」が、
乳ガン、胃ガン、肺ガン、天然痘や虫垂炎などに効果を発揮したとの記録も残っています。

アイヌ人たちの間では、

古くから多くの人に用いられてきました

「目を患ったとき、紫根を水に浸して湿布する。
やけどには、紫根を細かくして動物の脂にまぜてぬる。
風邪でのどが痛むときは、紫根を噛んで、その汁を飲む」

とその使い方が伝わっており、

またアメリカン・インディアンの間でも、
西洋ムラサキの根を下痢止め、茎と根を煎じて避妊薬として用いたと言われています。

用途は様々ですが、生薬として紫根は、古来多くの人に親しまれてきたも
のなのです。

化粧品として

以上のように紫根には、
解毒、殺菌、腫れものの排膿などの効能が認めれられています。

この中でもパナビアでは、以下の3つの作用に注目しました。

1 ニキビ・吹き出物を抑えてすこやかな肌に

紫根の解毒、殺菌作用がニキビ、吹き出物の炎症を沈静化し、回復を早めます。

2 敏感肌を健康な肌に

紫根の抗炎症作用が皮フの炎症を抑え、すこやかな肌の状態を保ちます。

皮フへの刺激を抑え、ドライ、オイリー、敏感肌、
その他トラブルを持つ肌を正常で安定した状態へ導きます。

3 くすんだ肌を白く美しい肌に

紫根の細胞賦活作用が、皮フの新陳代謝を促進し、
シミ、くすみを薄くするので、色白の美肌がよみがえります。

年齢とともに衰えがちな血行が促進され、内側から輝く肌を作ります。

内側から輝く肌

主に身分の高い人々の間ではありましたが、
古来、生薬もしくは染料として、活用されてきた紫根。

パナビアではすべての基礎化粧品に、この紫根を配合しています。

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